令和6年度利賀ダム付替市道整備他工事

現場日誌

2024年09月の日誌

現場に関する日記です。

排水構造物工2他 2024/09/26 

今週は、先週に施工した小段排水の周りに張コンクリートを施工しました。


生コンクリートを投入し、充電式棒状バイブレータ(コードレス)にてコンクリートを締固めしています。最近の道具・工具は、コードレスの物が多くなってきており、コードで躓いたり、断線して使用できなくなるということが無くなりました。また、コードレスなため、作業員の機動性もアップしますが、充電状況だけは、確認が必要です。

 

張コンクリート打設完了です。これで側溝周りは草が生えてきません。型枠は来週、解体する予定です。



一方、盛土区間では路体盛土を行っています。路体盛土とは、アスファルト舗装や舗装の基盤となる路床を支える土台のことをいいます。

 

ブルドーザーにて土砂を敷き均しています。


 

敷き均した後、振動ローラーにて転圧し締固めます。その後、バックホウにて、法面を整形します。近くで見ても、法面が平坦できれいに仕上がっていました。路体盛土を施工した後は、路床盛土を施工します。

排水構造物工1 2024/09/20 

今週は、付替市道の掘削(切土)区間を施工しています。


切土とは斜面を削って掘削することをいいます。所定の位置・勾配になるよう掘削します。


 

切土の高さが約13mと高いので、小段を設けます。小段には法面に降った雨を排水するためにU字溝を設置し、これを小段排水といいます。U字溝を設置するために、床掘し、基礎材を敷き均し転圧します。

 

施工箇所は土質はダンプトラック等の工事車両の走行に耐えられないため、不整地運搬車というクローラ型のダンプトラックが走行します。これにより、基礎材やU字溝を施工箇所まで運搬できます。


 

U字溝を所定の位置・高さになるように設置します。設置後は、U字溝がズレたりしないように十分注意しながら、埋戻しを行います。


 

埋戻しをして、入念に転圧し締固めます。埋戻し後は、U字溝周りに張コンクリートを施工するので、型枠の組立作業を行います。張コンクリートは、小段排水等の周りの洗堀防止や防草の役目を果たします。来週の天候を見て、打設していきます。

踏掛版工1 2024/09/12 

小谷橋の踏掛版の施工に取り掛かりました。A1橋台側は昨年度の工事で施工完了しているため、今年はA2側を施工します。

 

所定の高さで掘削します。掘削後、荒れた床付面を転圧します。

 

基礎砕石を所定の厚さとなるように敷き均し、転圧します。

踏掛版とは橋の両側にある分厚いコンクリート版で、アスファルト舗装の下にあるため、普段は見ることができません。橋を通行する車の重さ等で橋台と埋戻し部分の境で段差が生じやすくなるので、踏掛版を施工します。踏掛版があることで、振動や騒音を防止し、スムーズに走行できるようになります。

法覆護岸工11 2024/09/10 

6月上旬から施工していた、法覆護岸工のA1橋台護岸工及び復旧護岸工が完了しました。

 

護岸工が施工完了したため、河川内の大型土のうを撤去します。遮水シートは擦り切れや引き裂き等の損傷がありましたので、処分します。大型土のうは基本的に再利用する予定ですが、損傷している大型土のうは再利用できない為、処分します。

 

大型土のうを大型トラックに積込み所定の箇所まで運搬します。最大積載量が10tのトラックなので、大型土のうの積載個数は5個までと決め、積込みして運搬しました。


所定の箇所に大型土のうを荷下ろしし、仮置きします。途中で大型土のうが破けないように注意しながらの作業となります。


締切を撤去したあと、凸凹していた河床を均して完了しました。道路の舗装については、今後、復旧する予定です。