令和6年度利賀ダム付替市道整備他工事

現場日誌

2024年06月の日誌

現場に関する日記です。

法覆護岸工4、熱中症対策 2024/06/27 

今週は小口止めコンクリートの型枠組立作業(2リフト目)を行っています。


コンクリート打設前に型枠内部のゴミや砂などをブロアーで吹き飛ばして、清掃しているところです。ゴミ等がある状態でコンクリートを打設すると、上下のコンクリートが一体化せず、コンクリート表面にゴミが表れてしまうので入念に清掃します。小口止めの幅が50㎝と狭い中での作業ですが、これも重要な作業です。


 

型枠組立が完了するまであと少しです。型枠寸法をチェックし明日、コンクリート打設作業を行う予定です。

 

作業箇所の近くにテントやベンチを設置し、こまめな休憩と水分補給をしながら作業しています。また、ミストファンの設置や熱中症指数計・立て看板を設置し、職員だけでなく作業員の方にも分かりやすいように熱中症の警戒を行っています。

 

暑い日が増えてきていますが、この時期はまだ体が暑さになれていないため、注意が必要です。職員や作業員がお互いに声を掛け合い、熱中症を予防しています。

法覆護岸工3、現場説明会 2024/06/21 

今週も引き続き、A1橋台護岸工の施工を進めています。
山間部とはいえ、平地と変わらないくらい暑いため、こまめに水分補給と小休止を取り入れながら施工しています。

 

護岸工の小口止めです。写真手前の大きいものは、現場で型枠を組立ててコンクリートを打設したもので、高さが3.1mありますが、この後さらにこの上に3.8m作ります。
写真の奥に見えるものは工場で製作してもらった小口止めで、積ブロックと一緒に積み上げていきます。
小口止めとは、護岸等の構造物の両端が侵食され破壊されることを防ぐために、コンクリート等で横断方向に仕切った構造物です。この場所は、利賀ダムが完成し満水状態となると水没する箇所であり、橋台周辺の法面の洗堀を防ぐために、この護岸をつくります。


 

小口止めを先行して施工したので、基礎ブロックを布設した後、模様付きの積ブロックを布設しています。積み終わると、ブロックの背面に裏込め砕石を入れます。その後ブロックの中に胴込コンクリートを打設するので、コンクリートの重さで背面の土圧に抵抗する構造となります。

 

2種類の大きさのブロックを使用しており、奥行が500㎜のものと1500㎜の物を使用しています。1500㎜のブロックは実物を見ると、かなり大きいです。



また、20日(木)18:00から地元説明会が利賀市民センターにて開催されました。
ダム本体工事が開始されるということで、大勢の地域住民の方々に参加されていました。今年は工事が14件稼働しており、各工事の担当者から工事内容の説明を行い、その後に質疑応答が行われました。特に、ダンプトラックの過積載や通勤・帰宅時間における工事車両の台数等を気にされていましたので、本工事でも交通ルールを遵守し、近隣住民の皆様方にご迷惑が掛からぬよう安全第一で工事を進めてまいります。

法覆護岸工2 2024/06/14 

今週は、護岸工の小口止めコンクリートの施工をしています。


小口止めブロック(二次製品)を搬入しました。過積載防止対策として、前日に積載重量とトラックの最大積載量をメーカーからメール等で確認し、当日に伝票と積荷を確認しています。
ブロックによって、大きさが違いますが1個当たり800㎏~1700㎏の製品です。

 

搬入した小口止めブロックを設置しています。合図者と重機オペレータ、作業員の息がピッタリ合わないと所定の位置・高さに設置できません。設置時に指や足の挟まれ事故に注意しながら作業しています。

仮締切工、法覆護岸工 2024/06/07 

先週に製作した大型土のうを利賀川河川内に設置し、仮締切を行いました。これにより、法覆護岸工の施工時の重機足場やコンクリート二次製品を仮置きするスペースができます。

 

大型土のうを設置していますが、間には遮水シートを設置します。これは、橋台側の護岸を施工した後、川側にも護岸を施工するため、掘削した後に土のうの隙間から水ができる限り漏れてこないようにするためです。


既設の大型土のうや遮水シートを撤去しています。これは、この大型土のうが1年耐候製品であるためです。昨年の5月末に製作したものなので、使用期限切れということです。今回製作した大型土のうは3年耐候製品なため、長持ちします。


 

法覆護岸工の掘削状況です。土質が岩なため、砕きながら掘削しました。掘削終了後は、小口止めコンクリートを施工する箇所に、均しコンクリートを打設しました。
来週は、小口止めコンクリートの施工になります。


掘削を行ったので、市道仙野原細島線の道路幅員が半分になり、車両の通行ができない状態となっております。近隣住民の皆様方におかれましては、ご迷惑をお掛けしますが、工事にご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。