山間部とはいえ、平地と変わらないくらい暑いため、こまめに水分補給と小休止を取り入れながら施工しています。
護岸工の小口止めです。写真手前の大きいものは、現場で型枠を組立ててコンクリートを打設したもので、高さが3.1mありますが、この後さらにこの上に3.8m作ります。
写真の奥に見えるものは工場で製作してもらった小口止めで、積ブロックと一緒に積み上げていきます。
小口止めとは、護岸等の構造物の両端が侵食され破壊されることを防ぐために、コンクリート等で横断方向に仕切った構造物です。この場所は、利賀ダムが完成し満水状態となると水没する箇所であり、橋台周辺の法面の洗堀を防ぐために、この護岸をつくります。
小口止めを先行して施工したので、基礎ブロックを布設した後、模様付きの積ブロックを布設しています。積み終わると、ブロックの背面に裏込め砕石を入れます。その後ブロックの中に胴込コンクリートを打設するので、コンクリートの重さで背面の土圧に抵抗する構造となります。
2種類の大きさのブロックを使用しており、奥行が500㎜のものと1500㎜の物を使用しています。1500㎜のブロックは実物を見ると、かなり大きいです。
また、20日(木)18:00から地元説明会が利賀市民センターにて開催されました。
ダム本体工事が開始されるということで、大勢の地域住民の方々に参加されていました。今年は工事が14件稼働しており、各工事の担当者から工事内容の説明を行い、その後に質疑応答が行われました。特に、ダンプトラックの過積載や通勤・帰宅時間における工事車両の台数等を気にされていましたので、本工事でも交通ルールを遵守し、近隣住民の皆様方にご迷惑が掛からぬよう安全第一で工事を進めてまいります。